四方を海に囲まれた島国である日本には、各地にさまざまな魅力的なダイビングスポットが存在します。
全国に数多く存在するダイビングスポットの中でも、今回は夏に楽しめる関西地方のダイビングスポットを4つご紹介します。和歌山や滋賀、三重県には美しい海や湖が広がり、ダイビングを楽しむのにぴったりのスポットが数多く存在します。観光スポットからのアクセスが良い場所も多いため、旅行の日程に組み込めば普段とは一味違った+αな体験ができることは間違いありません。夏の思い出に残るダイビングを楽しむために、関西のダイビングスポットを探索してみましょう!
これらのスポットでは、ダイビングの醍醐味である海の美しい景色や生き物の多様な生態を存分に楽しむことができますが、安全に楽しむためには適切なライセンスや経験を持つことが必要な場合もあります。現地のガイドやインストラクターの指示を守り、心地よいダイビング体験をお楽しみください。
1.和歌山県 白浜
和歌山県の白浜は、関西地域でも人気のある観光スポットの一つです。白浜は古くから温泉リゾート地として有名で、沢山の自然と観光スポットに恵まれています。一般的なイメージとして、白浜の海といえば美しいビーチと透明度の高い水が有名ですが、波の下にも素晴らしい体験が眠っているのはご存じでしょうか?
白浜のダイビングスポットでは様々な海洋生物を観察することができます。カラフルな熱帯魚や美しいサンゴ礁、そしてウミガメなど、多彩な生物たちが生息しています。特にウミガメの姿を見ることは、ダイビングの初心者の方にとっては醍醐味といえるでしょう。
また、白浜のダイビングスポットは、上級者が楽しめる場所のみならず、初心者から楽しめる場所もあるため、様々な人が幅広く楽しむことができます。白浜のダイビングスポットの中でも最も人気があるスポットは、海底の沈船です。海底で漁礁となった船を様々な魚の群れが駆け巡る光景は、地上では絶対に見られません。ダイビングショップやスクールも充実しているので、初めてのダイビングに挑戦する方も安心して参加できます。
白浜の美しい海でのダイビングは、関西で夏を満喫する素晴らしい方法です。澄みきった海にダイブして、豊かな海の生態系を堪能してましょう。
2.和歌山県 串本
和歌山県の串本は、関西地域でも人気のあるダイビングスポットの一つです。紀伊半島の中でも最も南に位置するこの串本は、黒潮にかなり近い場所にあります。そのために温帯でありながら熱帯らしさを持った生き物も数多く生息しており、日本全国からダイバーが訪れる人気スポットとして知られています。美しい海岸線と豊かな海の生態系が魅力で、透明度の高い海水の中で美しいサンゴ礁やカラフルな熱帯魚を観察することができ、場所によってはウミウシを発見することもできます。特にサンゴの規模は本州で最も大きく、夏には珊瑚の産卵を見ることもできるかもしれません。多彩な生物が暮らす串本のダイビングスポットは、写真や動画の撮影場所としてぴったりです。
また、串本にはダイビングショップやスクールも多くあり、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができます。安全なガイドとサポートを受けながら、豊かな海の世界を探索することができるでしょう。
和歌山県の串本でのダイビングは、海の魅力を最大限に楽しむことができる素晴らしい体験です。透明度の高い海中で美しい熱帯生物たちとの出会いを楽しんで、忘れられない夏の思い出を作りましょう。
3.滋賀県 琵琶湖
奈良県の琵琶湖は日本最大の淡水湖として有名で、その大きさは滋賀県の約6分の1もの面積を占めるほどです。湖ではあるものの、その巨大さから淡水の海を意味する「淡海」と呼ばれ、古くから近畿地方の水利や水運を支えてきました。
もはや小さな海といっても差し支えないようなこの広大な湖にも、ダイビングスポットは存在します。
琵琶湖のダイビングスポットの特徴としては、ここでしか見られない珍しい生き物が沢山いるという点が挙げられます。実は、琵琶湖は400万年もの長い歴史を持った湖であり、世界で20ほどしかない「古代湖」よ呼ばれる湖の1つです。古くから様々な固有種が暮らしてきた琵琶湖には、現在でもビワコオオナマズなどの固有種が60種類以上も生息しているため、他では見られないような珍しい生き物を見ることができます。
また、琵琶湖の生き物といえばブラックバスというイメージの方も多いのではないでしょうか。ブラックバスは琵琶湖の固有種ではなく、過去に食用として繁殖させることを狙って放流された外来の魚です。現在、琵琶湖においてブラックバスは生態系の頂点に君臨しています。そのために人間に対する警戒心が薄く、海の魚とは異なり人間が近寄っても逃げることがありません。普通の海とは違った特殊な環境である琵琶湖だからこそ、じっくりと魚を観察することが可能なのです。
4.三重県 三木浦
三重県の三木浦は古くから遠洋漁業で栄えてきた町で、古き文化と自然の豊かさが残されています。
三木浦のダイビングスポットの特徴としては、ソフトコーラルが挙げられます。ソフトコーラルとは珊瑚の一種であり、硬い骨格を持たない柔らかい体が特徴です。硬い骨格を持たないため、一般的に知られるサンゴの様な硬いサンゴ礁を形成することはできません。多彩な色と形状を持つ美しい姿が特徴であり、体は軟らかく、海水の流れに身を任せてゆらゆらと揺れる姿は優雅で幻想的です。ソフトコーラルは寒冷な水温にも比較的耐性があるため、比較的温暖な地域だけでなく、寒冷な地域でも見ることができる生物ですが、三木浦ほどの群生地は滅多にないでしょう。ダイビングやシュノーケリングの際には、ソフトコーラルを優しく観察してください。彼らは非常にデリケートな生物であるため、無用な接触や触れる行為は避けるようにしましょう。環境保護として、大切な海洋生物を守ることが重要です。三木浦のダイビングスポットには、沢山のソフトコーラルが育っているだけでなくウミガメも住み着いていますので、他の場所ではあまり見られない海の生態系を楽しむことができます。
さらに、三木浦のダイビングスポットは周辺地域に観光スポットが存在します。ダイビングに加え、充実した旅行も楽しめることでしょう。
いかがでしたか?
今回は夏に楽しめる関西のダイビングスポットを4つ紹介しました。
関西地方だけでも沢山のダイビングスポットが存在しますが、日本には全国各地に様々な魅力的なダイビングスポットが存在しますが。
SUPMANでは、ダイビングスキの方と繋がれるダイビングツアーも行っています。主なツアー先としては今回紹介した白浜や串本に加え、奄美大島や石垣島、宮古島なども含まれています。お一人での参加も可能ですので、興味のある方は是非お問い合わせください。
また、今回紹介した白浜、串本、琵琶湖、三木浦では、どこでもダイビングの醍醐味である海の美しい景色や生き物の多様な生態を存分に楽しむことができますが、場合によっては特定のライセンスを所持していることなども求められますので、インターネット等で事前に情報を確認しておきましょう。安全に楽しむためには適切なライセンスや経験を持つことが必要な場合もありますので、現地のガイドやインストラクターの指示を守り、心地よいダイビング体験をお楽しみください。
この夏のダイビング旅行が素晴らしいものとなることをお祈りしています。